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今回紹介するのは 前記事の魔法のパン粉を使ったレシピ、ピミエント・デル・ピキージョ(pimiento del piquillo)入りのピンチョスである。


肉薄でピンとお尻のとがった小ぶりな赤ピーマンのピキージョは、旬の時期に生のものを入手して自分でローストしても結構、でもすでにローストして皮がむいてある瓶詰を買ってきて調理するのがふつうだ。


中に詰め物をしてフライパンで焼いてソースをかけて食べるのが何といっても王道だろううが、肉にも魚にも合うので、付け合わせやメインの素材に味を添える飾りにもよく使われる。


下の息子の大好物である鶏カツのボカディージョにも「必ず赤ピーマン入れてね」と言われているし、事実これが実によくマッチするのだ。


15世紀にコロンブスが南米大陸から持ち帰りヨーロッパに広めたアメリカ原産のピーマンから、のちにスペインにおいて様々な品種が改良されていって、ピキージョが誕生したらしい。


というわけで、ピキージョはスペインが"原産国"であり、とりわけ産地であるナバラ地方のロドサ(Lodosa)のピキージョが最高のものであるとされ、デノミナシオン・デ・オリヘン (denominación de origen)=原産地呼称を獲得している。


そして、ナバラと結びつきの深いバスクの人々もそれを誇りにしている。


ところが20世紀末にピキージョの種がペルーに輸出され、栽培の拡大が大成功したため、国産のものよりずっと安価で味もそれなりに良いピキージョがスペインに”逆輸入”され、市場に広く出回るようになった。


周囲の誇り高いバスク人が ”ペルー産” ときくと「それ、本物じゃないから」と軽蔑したような反応を見せる(ピキージョのみならず、白アスパラについても同様)のがなんとも面白おかしいのだが、よく見たら私が購入しているピキージョも家計に優しいペルー産であった。


果たして、サンセバスティアンのバルのピンチョスで使われているピキージョは、ペルー産のものがどのぐらいの割合を占めているのだろうか?


さて、今回のレシピのロール揚げ、サン・ハコボ を原型に手持ちの素材で適当に作ったら息子たちから高評価を得たので、以来わりと頻繁に我が家の食卓に上るようになった。


サン・ハコボより表面積が小さいので揚げやすいし、一度に沢山調理できるのもいい。


私がバルを開くとしたら、絶対これを定番のピンチョのひとつにしようと決めている。


なんてことない料理だが、ロースハムとチーズという馴染みのある素材とスペイン料理と切っても切り離せないピキージョの組み合わせ、絶対にウケると思う。


どなたか、このピンチョに粋な名前を考えて下らないだろうか?




ピキージョのハム&チーズロール揚げ
Rollo frito de pimiento del piquillo, jamón york y queso



材料:(6個分)

ピキージョ・・・6枚
薄切りロースハム・・・6枚
とろけるチーズ*・・・6枚
小麦粉・・・適宜 
卵・・・1個
パン粉・・・適宜
オリーブオイル・・・適宜
*私はいつもとろけるチーズを使っていますが、お好みでどんなチーズでも構いません。


作り方:

1. ハムを一番下にして、とろけるチーズ→ピキージョの順にのせる。ピキージョは手前におくこと。
ハムをチーズと同じ形に切ると揚げ上がりがそろってきれいだが、もったいない星人の私はこのまま巻いてしまう(今気が付いたけれど、切れ端はピキージョと一緒に中に巻き込んでしまえばよいのだ!)

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2. 手前からくるくると巻いていって、最後は楊枝で刺してとめる。
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3.全体を小麦粉で薄くまぶし、溶き卵にくぐらせてパン粉で衣をつける。側面はちょっとやりにくいが、小麦粉とパン粉は中に振りかけるように、溶き卵は少量すくって流し込むようにすればよい。けっこう適当でも大丈夫。

4.フライパンにオリーブオイルを多めにひいて(5㎜~1㎝ほど)時間をおいて面を変えながら揚げる。具はすべて調理されているものなので、衣がこんがりきつね色に揚がったらキッチンペーパーを敷いた皿かバットに取り出し、余分な油を切って出来上がり。


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はい、切り口はこんな感じ。


今回は超薄切りのハムを使ったが、ここまで薄くない方が扱いやすいしハムの味が増してよいかもしれない。


ワインやビールのおつまみに是非どうぞ♫






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